OnRPA®(田辺三菱製薬株式会社 様)

100名を超えるRPA開発者を生む、“自走化”環境構築にOnRPA®が一助

価値ある医薬品の創出を目指し、AI活用での創薬やRPAで業務生産性改革に取り組む田辺三菱製薬株式会社。管理業務の一元化を目指し、業務のデジタル化と自動化に着手している。“オペレーションの効率と質”を高め、全社展開を推進するために、いち早くRPA環境をリモート接続で利用する運用テストも実施した。


そこで課題となった“後着優先※1”や “解像度の不一致※2”の問題を解決するため、アクシオのOnRPA®の導入を検討。最終的に管理ロボPC数を増やした“OnRPA®カスタム版”での導入を採用した。ユーザの利便性とRPAライセンスのコスト削減に役立つOnRPA®を活用し、100名を超える開発者の育成と1,000名を超える規模でのRPA運用を目指している。


後着優先、解像度の不一致とは

リモート接続の環境においては、後からセッションを繋ぎに行ったものが優先されるため、先に使っているユーザが使えなくなってしまう。また、ロボPCとユーザの利用PCでは解像度における画面サイズが違うため、座標指定などを用いてシナリオ作成した場合、指定位置がずれてエラーが生じてしまう。アクシオのOnRPA®だと、これらの課題を解決できる。


OnRPA®カスタム版を採用

最大80台のロボPC管理に、OnRPA®を採用

図は田辺三菱製薬株式会社ご採用のOnRPA®カスタム版での画面表示イメージです。通常アクシオが販売しているOnRPA®(20台ロボ管理版)とは表示台数が異なります。ご注意ください。


期待する導入効果

導入効果 ① 「シンプルで使い勝手が良い」「分かりやすい」

RPA全社展開を加速したいので、説明が少なく、誰でもすぐ使えるツールが望ましいと考えた。OnRPA®は直観的に利用でき、“使えるロボPCが一目でわかる”ことが気に入った。

導入効果 ② “後着優先の課題”、“解像度の不一致”を解決

社内テストする段階で、リモート接続における課題である“後着優先”や“解像度の不一致”は認知していたが、解決方法を見出せずに苦慮していた。アクシオのOnRPA®の紹介をされた際に、「まさに、これが求めていた解決ツールだ」と思った。導入に際しては今後の展開も含めて標準版を拡張し、最大80台のロボPC環境をサポートするカスタム版を採用した。

導入効果 ③ RPAを全社展開していく一助

全社展開の中で課題となるのは、1,000名を超える規模でのRPA活用の効率的な運用とライセンスコストの削減。OnRPA®を利用すればユーザの利便性だけでなく、接続ポート番号変更機能など、接続の安全性も考慮されていて安心して活用できる。ライセンスコストの削減においては、ロボPCの利用状況の可視化によるスムーズなシェアリング対策が必須であり、OnRPA®はその一助になった。

お客様の声

全社展開を見据えた“RPA自走型”の本質 -“強く柔軟な組織作り”を目指して-

田辺三菱製薬プロビジョン株式会社

当社では、RPAを活用した業務生産性改革とデジタル人材の育成に向けて、プロジェクト始動時から全社展開を目指していました。RPAは殆どの部署で活用でき、さまざまな業務に適用できます。各現場の社員が自分たちでロボットを作る“自走型”の実現に向けて、さまざまな取り組みをしております。相談会を開催し、目の前でロボット作ったり、動画による実務への有用性を示したり、リスクと処方箋をしっかりと説明(安心感の醸成)することで、RPA展開の下地を作ってきました。 その上で、自社オリジナルの集合研修と初期段階のきめ細かなロボット作成支援を実施しています。RPA開発を通して得られる充実感、満足感を感じた社員はその後、RPA推進事務局の代弁をするエバンジェリストとなっていきます。自部署の人間がRPAの活用方法、メリット、デメリットを語るのが、業務生産性改革の推進において最も上手くいく方法と感じています。

現在、各部署、全社員を対象とし、受講希望者へ開発者研修を実施しています。すでに多くのRPA開発者が誕生していますが、年度内には100名を超える開発者の誕生が見込まれています。事務局も自走化を目指し、環境構築、運用ガイドライン、開発標準など基本的には全て自前主義を貫いています。事務局は、社員に説明できる圧倒的な開発知識、開発スキル、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)スキルの保有を目指し、日々スキルUpに取り組んでいます。

【田辺三菱製薬プロビジョン株式会社とは】
グループの情報・サービス提供機能を集約し、より効率的で迅速な事業運営を図るため2019年1月に発足した新会社。RPA等を導入し、業務の効率化及び高品質化を推進するとともに、多様な人材の育成環境作りを目指す。

お客様企業のご紹介

田辺三菱製薬株式会社は2007年10月に田辺製薬株式会社と三菱ウェルファーマ株式会社が合併して誕生しました。田辺三菱製薬グループは、医薬品の創製を通じて、患者さんの健康を守り、豊かな生活に貢献するという普遍の価値観を基本として、新たな成長を果たし、国際創薬企業として、広く社会から信頼される企業をめざします。

*OnRPAは、株式会社アクシオの登録商標です。

*掲載の社名、製品名は一般に各社の商標、登録商標です。

関連製品

  • OnRPA®
RPA

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ユーザプロフィール

会社名
田辺三菱製薬株式会社
所在地
大阪市中央区道修町3-2-10
資本金
500億円
株式会社設立
昭和8年(1933)12月13日
合併期日
平成19年(2007)10月1日

*掲載内容は2019年8月時点の情報です。

*記載されている内容は予告なしに変更される場合があります。


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