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OnRPA®/リモートPCアレイ（大分県佐伯市 様）

WinActorの全庁展開を見据えたロケーションフリーなRPA環境に
「OnRPA」と「リモートPCアレイ」を採用
ライセンス共有によるコスト低減にも期待

大分県佐伯市では、令和2年にWinActorを導入しAI-OCRとの 連携による紙業務の自動化にも対応。 この1年でRPAによる業務自動化を推進したこともあり 利用部門の増加が見込まれていました。しかし、従来の WinActorの利用環境にライセンスを追加するだけでは コスト的にも利便性にも課題があると判断して、 全庁展開も視野にロケーションフリーなRPA環境を 「OnRPA」と「リモートPCアレイ」で構築しました。

WinActorの導入などDXを推進される総務部 情報推進課 情報化推進係 主任の糸長氏に伺いました。

WinActorの利用状況とシナリオ開発

4部門の業務に活用しており、具体的には住民が受診したがん検診や予防接種履歴の手書き帳票のシステム入力作業をAI-OCR（NaNaTsu AI-OCR with DX Suite）との連携で自動化しています。自動化業務としては主に個人番号利用事務系業務を対象としていますが、LGWAN系業務への適用も今後増やしていく予定です。また、シナリオ開発は業務担当部門に任せるのではなく、情報推進課が窓口となり信頼できるパートナーの株式会社オーイーシー（OEC）に開発を委託しています。しかし、業務担当部門へのシナリオ開発の研修を開催してRPAに対する理解を深めてもらうことで、自動化対象業務の提案や将来的にはシナリオ開発の内製化も目指しています。

「OnRPAとリモートPCアレイ」導入の
キッカケはライセンスの有効活用

これまでは各部門にWinActor用PC（ロボPC）を配布していましたが、部門によっては通年業務でもロボPC利用は随時のため遊休時間が発生し、インフルエンザの予防接種業務などの季節依存の業務では一時的にロボPCを増強する必要がありました。都度PCやライセンスを調達して配布していては、コスト増となり自動化による改善効果が低減してしまうことが懸念されました。そこで、ライセンスの有効活用の検討をOECに相談して「OnRPAとリモートPCアレイ」の提案をされたのが導入のキッカケとなります。

ロケーションフリーなRPA環境

サーバールームに設置したリモートPCアレイにロボPCを集約して、各課の業務用PCからOnRPA経由で空いているロボPCにリモート接続することでロケーションフリーなRPA環境となるばかりでなく、ロボPCが休眠状態になることもなくライセンスの有効活用が可能となります。

将来的には、テレワーク用PCとしての利用も想定

WinActorをロケーションフリーで共有利用できる環境となったことで、季節依存業務での利用や利用部門の増加などにも柔軟に対応できると考えています。各部門の担当者も容易にWinActorを利用できる環境へアクセスできるため、更なる業務の自動化が推進されるものと期待しています。また、業務部門に出向いてシナリオ改修やサポートを行う必要もなくなるためサポート業務の効率化も実感しています。将来的には、リモートPCアレイをテレワークや出向中の職員用PCとしての利用を想定しています。

かゆい所に手が届く製品

株式会社オーイーシー 自治体DXプロデュース部 部長 杉崎 賢治氏

導入したOnRPAとリモートPCアレイは、どちらもシンプルですが「かゆい所に手が届くような製品」という印象です。特に自治体におけるRPAの利用や三層分離のネットワーク環境に適合した製品だと感じており、今後もこの構成での提案を継続したいと思います。

＊WinActor®はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。

＊掲載の社名、製品名は一般に各社の商標、登録商標です。

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＊掲載内容は2023年3月時点の情報です。

＊記載されている内容は予告なしに変更される場合があります。