今日から始めるIDaaS
第1回 -SKUID編-
IDの数とID管理の重要性
企業内で利用するシステムにアクセスするためのIDは、4-5個持つという人が32.6%、11個以上持つという人が12.2%...5個以上持つ人で50%を超えています。また、参議院本会議で「働き方改革法案」が可決、推進の一貫としてテレワークやチャットワークの導入を検討する企業も増えるとともに、スマートフォンやPCから利用するクラウドサービス、社内システムにアクセスするための利便性を求められるのと相反してIDの管理負荷と重要性は高まるばかりです。
そもそもID以上のセキュリティ性を強める2要素認証など新たな課題の解決を求められている企業にとって、それらを一手に解決する便利ツールがIDaaS(Identity as a Service)なのです。
「今日から始めるIDaaS」は、3回にわたり掲載させていただきますが、3回目を読み終えるころにはきっと、IDaaSに興味を持ち、実際に触れてみたくなることと思います。
国内のIDaaSの普及率

米国で普及が先行していますが、日本国内でも、IDaaSは2016年に前年比30%を超える成長を遂げたことをきっかけに毎年20%を超える成長を続けています。
IDaaSの5機能
このクラウドサービスであるIDaaSですが、どのような機能を持ち、何ができるのでしょうか?
今では企業の認証基盤となったID管理、SSO(シングルサインオン)、多要素認証の機能を一つにまとめてクラウドサービス化したもので、大きくは5つの機能から成り立っています。
・認証(SSO 、多要素認証)
・ID管理(ID情報の一元管理)
・ID連携(ID情報の配信)
・認可(アクセス権の付与、アクセスコントロール)
・監査(認証ログ、管理者作業ログの取得)
導入するまでの検討
これまで上記の機能は、ID管理であれば機能とコスト、効果の検討から入り、システムの導入、認証・認可機能であればSSOの機能、コスト、効果を検討しなければなりませんでした。当然、初期導入コストも企業が二の足を踏む原因となっていました。
これらのシステムが一手に今日から手に入る。スモールスタートでの見切り発車も可能となれば、どうでしょう。IDaaSに魅力を感じていただけるのではないでしょうか?
IDaaSは導入までのアプローチが全く違います。
●これまで、ID管理システム、SSOシステムを導入するに至る準備期間・・・
●IDaaSでは・・・
いかがでしょう。IDaaSに興味をもっていただけましたでしょうか?
では、IDaaSも様々な企業がサービスを提供していますが、どのように選択し、どのような機能から実装していけば良いのか・・・次回は製品選定の観点から推奨するIDaaSも含めてご紹介させていただきます。

このイラストが何を意味するのか、次回明らかになります。
このイラストが何を意味するのか、
次回明らかになります。
関連製品
※「SKUID byGMO」は2019年3月16日をもちまして、サービス名称を「トラスト・ログイン byGMO」に変更致しました。