統合認証基盤

ID管理業務の “段取り”実現に向けた標準化への取り組み

導入サービス : Keyspider

JFEシビル株式会社様

Keyspider導入の経緯

JFEシビルは1972年の設立以来、JFEスチールの製鉄所の土木建築構造物の保全業務をはじめ、物流施設や冷凍・冷蔵施設、生産施設の建設・メンテナンスおよびシステム建築、公共工事、海外プロジェクトを多数手掛けており、JFEグループの総合建設会社として鉄鋼関連分野で培った技術・商品を生かし、JFEスチールやグループ会社とも連携しながら高付加価値・高機能の建築物や建設にかかわるサービス・ソリューションを社会に提供しています。JFEシビルでは、デジタル化の推進によって新たな価値を創造し社会の持続的発展に貢献するため、業務効率化、セキュリティガバナンス強化を目指し、ID(Identity)の一元管理を目的に、クラウド型ID管理サービスKeyspiderの導入を決定しました。

迅速、かつ、正確で確実なIDの管理体制を目指して

Keyspiderの導入を決定したJFEシビルの経営企画部システム室では、JFEシビル及び関連会社の情報システム部門としてID管理業務を行っています。また、各部門、各現場において、多種多様なクラウドサービスの利用が増えていく中、個々の場面、状況に則したアカウントの発行・停止を適切・迅速に行うために、ID管理体制の構築を行っています。

導入効果・狙い所

効果・狙い ① アカウントの発行・停止業務の事前準備が可能に

Keyspider導入前は、ガバナンスの観点から、アカウント発行に伴うID情報の入力や適用を、必要なタイミングでタイムリーに行う必要があった。導入後は、その予約機能によって適用の段取りを事前に組む事が可能に。正確、且つ確実な業務遂行が可能になった。

効果・狙い ② 情報システム部門にとっての人事情報データベース

システム毎に必要なIDや入力規則が違うためにアカウント管理業務がサイロ化してしまう傾向があった。また、IDの共有方法にも課題があった。導入後は業務の標準化が可能になり、プロビジョニング機能により個別管理が不要になった。

効果・狙い ③ 日本組織の兼務・兼任に対応したID管理サービス

Keyspiderは、煩雑になりがちな兼務・兼任に関する条件設定を容易にし、目に見える形でルール化を実現。手動で個別に管理、設定する必要がなくなった。

PICK UP

「適切な人に適切なタイミングで権限の付与・変更・停止」、「情報セキュリティ対策」、「最小権限の原則」を実現するための Keyspiderの3つの機能をご紹介します。

1クラウド/イントラネット境界なくIDを一元管理
2設定したルールに沿って自動的にアカウントを発行・停止
3プロビジョニング機能により対象となるすべてのシステムにIDを同期

お客様の声JFEシビル株式会社

JFEスチールのグループ企業であるJFEシビルでは、様々な事業を展開していく中で蓄積した豊富なデータやノウハウの活用が推進され、デジタル化を推進する風土の醸成が図られています。経営企画部システム室では、より便利で効率的な情報やシステムへのアクセスを整備するための施策とIT全般統制(ガバナンス)の強化の両立を図るためにKeyspiderを導入しました。 今後の展望としては、3つ考えています。1つ目は、連携先を増やしていくこと。今年度中を目標に連携先を合計6つにします。また、近い将来、業務のコアとなる10を超えるサービスに対するID連携を実現させる計画です。2つ目は、建設業界特有のIDのライフサイクル管理への対応です。部門や現場ごとに協力会社様や関係者は異なります。人の出入りの頻度も多く、多様な状況に対応できるIDの管理体制が必要になります。3つ目は、データ活用を進める上で本質的な課題である、データの正規化やコード体系の一元化です。社員人事情報や協力会社の就業状況、ID認証基盤とも連携し、これからも、より高付加価値のサービスや商品をお客様に提供する為に、業務の効率化、ITインフラ環境の改善を行ってまいります。

お客様プロフィール

会社名
JFEシビル株式会社
所在地
〒111-0051
東京都台東区蔵前2丁目17番4号 JFE蔵前ビル5階
設立
1972年
従業員数
778名(2024年4月現在)
  • *掲載内容は2024年12月時点の情報です。
  • *記載されている内容は予告なしに変更される場合があります。
  • *掲載の社名、製品名は一般に各社の商標、登録商標です。

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