デスクトップ環境づくり

ハードウェアで「システムをシンプルに提供」するメリット


システムの多様性・高機能性を兼ね備えたVDIが抱える課題

物理的な環境にとらわれずハードウェアリソースを柔軟に統合・分割する技術であるVDIは、一元管理による業務効率化など様々なメリットを享受できます。 特に、管理者にとって個人配布されるPCとは異なり、“いつでも、どこでも”、すぐにデスクトップ環境を提供できるVDIソリューションは、システムの多様性や高機能性を兼ね備えた優れたソリューションとして注目されています。

VDIの主なメリット

・業務効率の向上(いつでもどこでも自分のデスクトップ)
・PC運用管理からの脱却(PC配布作業、障害対応やセキュリティソフト導入)
・セキュリティリスクの低減(情報漏えい、PC紛失、ウィルス対策やパッチ適用の一元管理と統制)
・事業継続/災害対策(データ保全、大規模災害、システムの堅牢化)

このように、ハイパーバイザーを用いたVDIソリューションは多くのメリットが提供されますが、実は課題となる要素も存在します。

長期にわたる計画が必要!~スキル不足の不安~

VDIでは、サーバのハードウェア台数の削減やシステムの一元管理で業務を効率化できる反面、仮想化に関する専門知識が必要になります。そのため、導入にあたっては仮想化技術を持った人材の確保や継続的に仮想技術を養うためのスキルアップ教育、訓練など、長期にわたる計画が必要です。実はスキルに不安を抱く管理者も多いのではないのでしょうか?

社内を説得するためには必要!~仮想化ソフトの選定~

仮想化ソフトは1つではありません。代表とされるVMware、Citrix、Microsoft以外にも数多くのメーカがあり、自社に最適な製品を選定するための機能比較やスペック調査には専門知識だけでなく、多くの時間も必要です。また、投資額も大きくなるため、社内においては導入後に期待される効果の説明も必要です。実際のお客様には「すでに社内を説得するためのVDI選定段階でつまずいてしまった」というお話も聞きます。

疲弊してしまう!~仮想化設計の地雷~

仮想化設計では、将来における性能劣化を考慮する必要があります。物理サーバのリソースを利用者に分配するVDIの設計においては、大きなパフォーマンスを得るために潤沢なリソースを想定することは稀であり、全体予算や投資コストから“耐えられるだけ”のパフォーマンスの割り当てで設計してしまいがちです。そのため、当初に想定していた性能がすぐに出せなくなるという課題に直面してしまいます。また、導入前設計段階で検討と議論に多くの人員や時間を割いてしまうことも少なくありません。

見落としていた!~運用管理のコスト~

物理環境とは運用管理の手法が異なるため、仮想環境用の運用管理ツールは必須とも言われます。したがって、ツールの購入やトレーニング費も忘れずに全体予算内に見込んでおく必要があります。

システムをシンプルに提供

アクシオがハードウェアにこだわる理由

アクシオはお客様に「デスクトップ環境づくりをシンプルに提供する」ことに注力しています。理由は明確です。長く使い続けるためには、管理者が運用管理やスキルに十分に対応できるシンプルなソリューションが望ましいと考えるからです。

スキルの不安を払しょくできる!

そもそもハイパーバイザーを利用しないため、仮想化ソフトのスキルは必要ありません。仮想化経験の少ない若手の管理者でも、システム導入後の運用管理に戸惑いません。

5年後の安心がある!

ハードウェア型のデスクトップ環境づくりでは、“カートリッジ”と呼ばれるハードウェアに個別でCPUやメモリが割り当てられているため、システム設計の考慮点が少なく、アプリケーションテストもPCと同様の動作確認で済みます。そのため、管理者の判断は「快適に動くかどうか?」のみとなり、システム設計の負担を大幅に軽減できます。また、こうしたハードウェア型のデスクトップ環境づくりは独立した回路とリソース設計のため、たとえ何人で利用しても全体のパフォーマンス劣化が生じないところが安心です。HPE社のMoonshotシステムにおいて、”m700pカートリッジ”では最新PCと変わらないCPUやメモリをユーザのデスクトップ単位で割り当て、さらにGPUも加味されています。だからこそ、5年先まで安心して使い続けることができるのです。

スモールスタートですぐに始めよう!

PCからの移行でデスクトップ環境を一元化する際、「スモールスタートから始めたい」という要望もよく聞かれます。アセンテック社のリモートPCアレイ(RPA)であれば、20台のPC環境を一元化でき、すぐに自社内のセキュリティ対策や運用イメージを準備できます。1Uのサーバで投資を少なくトライできるのも専用ハードウェアのメリットです。1台使ってOKならば、あとは台数を増やしていくというシンプルな展開が実現できます。まずは、始めることが重要です。

障害対応がとても楽!

管理者にとってシステム障害の対応は避けて通れません。VDIとは異なり、“カートリッジ”を利用したデスクトップ環境では障害箇所の特定がシンプルです。管理者はネットワーク、ハードウェア、OS、アプリケーションの各障害ポイントで原因を特定します。障害ポイントを発見したら、ユーザのデスクトップ環境を“予備カートリッジ”に切り替えます。故障のパーツは、保守サービスによるパーツ交換を実施するだけと、運用もとてもシンプルです。VDI環境での障害でありがちな、ツールでの複雑な障害分析やメーカ依頼するためのログ収集等の作業も軽減できます。

求めるモノは多機能ばかりではない

企業においてデスクトップ環境を一元化し、提供していくのは情報システム部門です。少ない人員で多くのシステムの管理を担う立場として、「導入システムをよく理解し、自信を持って対応できる」ことが重要であると考えます。利用者にとっても管理者にとっても、システムは多機能ばかりが良いとは限りません。「システムはシンプルなほうが使いやすい」という考え方もあるのではないでしょうか?

シンプルだから、すぐ実践できる!

働き方改革、テレワーク対策は多くの企業で多角的に取り組むことでありますが、実施にはスピード感が必要です。
アクシオはハードウェアで「システムをシンプルに提供」するデスクトップ環境づくりをご支援します。実物を見てみたいという方は是非お問合せください!


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