WinActorをリモートデスクトップ接続で使ってみよう(2)
WinActorにおけるリモート接続時の4つの課題
リモート接続の後着優先問題
解像度・拡大縮小倍率の差異によるシナリオエラー
技術者ブログ
コロナ禍の影響もあり、テレワークでWinActorをリモート操作する企業も増えてきました。また、WinActorを複数の部門や拠点などから利用する場合にも、リモート接続してロケーションフリーな環境としているユーザも多くあります。
確かにWinActorをロケーションフリーで利用するには、フローティングライセンス(FL)も有効ですが、管理サーバの構築や運用が必要であることとコスト面からスモールスタートを希望されるユーザには難しい場合もあります。
このようなお客様環境では、WinActorをリモート接続の利用により、「テレワーク対応」、「ロケーションフリー対応」、「ライセンスコスト低減」などのメリットを享受することができます。
しかし、リモート接続でのシナリオ実行では、4つの課題に注意が必要です。
(1)Windowsのリモートデスクトップ接続の競合による後着優先問題
(2)接続元PCとシナリオ作成時の解像度が異なることによるシナリオエラー
(3)接続元PCとロボPCの拡大縮小倍率が異なることによるシナリオエラー
(4)接続元PCで画面最小化や画面ロックを行った場合のシナリオエラー
リモート接続時の後着優先
田中さんがリモート接続して利用中のロボPC-1に後から鈴木さんが同様にリモート接続すると後着の鈴木さんが優先され田中さんのリモート接続は切断されてしまいます。シナリオ実行中であればシナリオエラーになります。
解像度・拡大縮小倍率の差異
画像マッチングを使用したシナリオでは、接続元PCとシナリオ開発時の解像度が異なると画像マッチング設定時の描画データと位置関係が異なるためにエラーする場合があります。 また、接続元PCの拡大縮小倍率の違いもリモート接続でのシナリオ実行に影響します。
リモート接続時の4つの課題の対処法を徹底解説!
「リモート接続の後着優先問題」と「解像度・拡大縮小倍率の差異によるシナリオエラー」に対する対処方法をホワイトペーパーとしてまとめました。
「拡大縮小倍率の違いによるシナリオエラー対策」を掲載!ポイントは1ピクセル単位での解像度調整でした。
OnRPA®
■リモートデスクトップ接続後の解決を解決
・後着優先問題
・解像度の差異によるシナリオエラー
・拡大縮小倍率の差異によるシナリオエラー
■RPAライセンス共有利用
・RPAライセンスコスト低減
・RPAライセンスの有効利用
・RPAライセンスの利用率の平準化
■ロケーションフリー対応
・複数拠点、部門でのRPA利用
・サーバレスでロケーションフリー環境を構築
■ロボPC管理負荷軽減
・ロボPCの払出業務が不要
・ロボPC障害時のディザスタリカバリ対応
・容易なRPAのバージョン管理、パッチ管理
リモートPCアレイ50(RPA専用プラットフォームモデル)
・1Uシャーシに5台の物理PCカートリッジを搭載
・ハイパーバイザー不要
・RPAロボットアプリケーションを同一仕様のPC上に集約